Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

「昔はできていたのに...」大人になって出来なくなったこと3つ

大人になったら、もっと色んなことが出来る。そう信じて疑わなかった少年時代。たしかに、大人になってからできるようになったことはたくさんある。しかし、最近はその反対ばかりが頭に浮かぶ。「子どもの頃はできたのに」「若いときみたいに上手くできない」など、幼少期にこんな大人になるもんかと思っていた一人になろうとしている。悲しいことばかりではないが、この10年弱でどんなことが出来なくなったのか振り返りたい。

朝まで起きる&昼まで寝る

いつからか、朝5時まで起きるや昼過ぎまで寝ることが出来なくなった。休日はだいたい昼過ぎまで寝ていた高校時代、「若いわね」というばあちゃんの言葉の意味が今になって分かる。たくさん眠れるのは若さの証で、年寄りになると5時くらいに起きてしまうようになるのも合点がいく。若いことを証明するために年に一回徹夜チャレンジをしていて、今のところできている。徹夜は体に悪いが、たまには体と脳に「まだまだ若いんだぞ」と覚えこませるために年一チャレンジを続けていきたい。

全力疾走

年に一回、知り合いの子どもたちとかけっこする機会がある。小学5年生と1年生の女の子。体格的な差でまだ勝てるが、自らの衰えを痛感させられる。1本約100メートルの距離なのだが、全速力で走り切れない。折り返し地点である50メートルですら途中から足が空回りしている感がある。子供たちは走り終わってからすぐに「もう1本」と言いだし、休憩を乞う惨めな自分が痛々しい。習慣は力だなと、かけっこ以上にシンプルに教えてくれるものはない。こう考えると、親子マラソンで約3キロを一緒に走り切ってくれた母親ってすごいなと思う。いくら小学校低学年とは言え、伴走車は男の子。また、当時すでに50近い年齢だったことを考えると、母親は自分の知らないところで特訓してくれていたのだと思う。年末帰った時、ちゃんとありがとうを伝えようと思う。

初対面の人に話しかける

今年は会社を辞めて人と話す機会が減ったからというのもあるだろうが、年齢と共に社交性が減退しているように感じる。つい5年くらいまでは、誰彼かまわず話かけられていたが、最近ではムリに好かれようとしないでおこうという考えが強くなり、初対面の人に積極的に話しかけることはほとんどない。前を行く人に落としものを届ける時も困った人に声をかける時も、頭で考えているよりも数テンポ遅く体が動く。幸いにも、そのことによって大きな後悔を感じることは今のところないが、日々小さな「あの時声をかけられていれば」が積もっていく。無口で暗いイメージのある小説家やライターさんを思い浮かべて、「書くことにのめりこむほど社交性が失われていく」説を立てたくなる。村上春樹さんや小川洋子さんなど、社交的で面白い一流作家はたくさんいるので、都合の良い自説にすがってはいけないと分かってはいるが。まあ、こんな心配は書いて食っていけるようになってからに考えればいいことだろう。