Unlimitedに上機嫌

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「3年ぶりの○○」をよく見かけるので、個人的な「○○年ぶり」を集めてみた

行動制限が”ほぼ”なくなったことで、「3年ぶりの○○」という文言をよく耳にした2022年だった。

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年末年始に控えているものとして、兵庫県西宮神社で行われる「福男レース」。今年の運をつかむために男たちが一目散に走るあれ。このイベントも、2023年1月10日に3年ぶりの開催が決まっている。

今年を振り返る目的も兼ねて、2022年の個人的な「〇年ぶり」を書いておこうと思う。

1年ぶりの○○

毎年1回のペースで徹夜をする。今年は、W杯期間中に行った。4時開始という、早起きするのも夜更しするのも微妙な時間が多かった。日本スペイン戦、フランスイングランド戦は奇跡的に起きれたが、オランダアルゼンチン戦があった日は結局徹夜をした。その前のブラジルクロアチア戦も見たかったし、メッシも見たかった。1年ぶりに徹夜を成功させた夜、まだまだ若いなと自信を持てた。徹夜ができるかどうかは、若さを測るうえで良い指標だと思っている。来年は、五輪もW杯もない静かな一年になると思うが、365日のうちどこかで意図的に若さチェックしたいと思う。

2年ぶりの○○

映画館にて映画鑑賞

primereadingss.hatenablog.jp

こちらの記事でも書いたが、つい先日『アバター2』を劇場で見てきた。スクリーンで見るのは、2020年2月以来ぶり。前回は、『パラサイト』を見た。久しぶりの外での映画鑑賞ともあって、音のデカさに衝撃を受けた。アバターの最新作は、序盤から大爆音が流れる。耳が慣れなていない、序盤の銃撃シーンでは目を開ききれなかった。一緒に見に行っていたパートナーは、ところどころ耳を塞いでいたらしい。周りの人たちは、特に身動きしていなかったので、あれを轟音と捉えるかは慣れによるものだと思った。

ちなみに、この2年間に公開された映画のうち、ギリギリまで見に行こうか迷った作品は以下の通り。

SLAM DUNK』はまだ公開しているので、年末帰省した時に兄弟と見に行きたいと思う。先に挙げた記事でも書いたように、『アバター2』ではやや消化不良に終わったので。

3年ぶりの○○

コース料理

世間に1週間先んじて、先週末クリスマスデートを済ませた。「済ませた」なんて言い方をすると、誤解を与えかねない。過ごさせていただいた。これはこれで、ヘリ下りすぎて皮肉っぽく聞こえるか。まあイイや、彼女はこのブログを読んでいないだろうから。ね?読んでないよね?

今回は、フランスのフルコースを頂いた。夫婦と思しき2人が、落ち着きのあるこじんまりとしたお店でいただくフルコース。ラインナップは、以下の通り。

  • お通し「チーズのガレットとシューみたいなパン」
  • 前菜「色鮮やかなサラダ」
  • そば料理「クスクスを使ったリゾット」
  • 魚料理「サーモンとオマール海老ソースのパイ包み」
  • 肉料理「牛肉の赤ワイングリル焼き」

正確に覚えていないので、上品さのかけらもないフルコースになってしまった。3年前に北新地にある鉄板焼き屋でも感じたが、コース料理って緊張する。箸を禁じられたテーブルマナーもそうだが、どんな顔をしてどこを見て何を考えて待てばよいのか分からない。とりあえず目の前にいるパートナーと「今年こんなことあったね」と話し始めるが、自分の発言はこの場にそぐわないのではないか、などと考えて気が気でない。結局、隣に見えるワインセラーをのぞき見したり、壁に貼られているポスターに書かれたフランス語をそれっぽく発音したりして過ごす。どれも2,3口で食べきれてしまう量だったが、次の料理を一人で待つ時間を減らそうとちょっとずつ食べた。

一番おいしかったのはどれか。この質問自体、フルコースを提供するレベルの店にそぐわない愚問な気がするが、敢えて答えると魚料理。フランス語で言う”Poisson”。Sが1つだったか、2つだったか自信がない。第二言語も5年近くなるとほぼ0になってしまうことを痛感する。料理を簡単に言えば、「焼いた鮭にパイで包んでオマール海老ベースのソースがかかったもの」。なんと、乱暴で下品な字面だろう。自炊やグルメの記事を書いている人って、すごい。自分は何を言語化するのが得意なのだろうか、ふと考える。実家にいる時、晩御飯に鮭の切り身を焼いたものがよく出てきた。料理が苦手な母親としては、焼くだけだからお気に入りだったのだろう。塩味ぐらいしかないし、一度冷めてレンジで温めると固くなるのであまり好きじゃなかった。偏食でめんどくさがりだったから、脂ののった皮をメインに食べていた気もする。今ならもっと楽しく美味しく食べられる自信があるので、母の調理ぶりに非はない。

良い店の魅力は、アイディアにあると思う。今回特に気に入った魚料理も、焼いた鮭にオマール海老とパイを掛け合わせている。鮭の切り身を買って家で焼くことがあっても、オマール海老のソースで食べようとは思わない。ましては、魚をパイで包もうとは思い至らない。食材や器、空間も特別なのだが、やはり組み合わせや食べ合わせで魅せる発想を楽しむのが高級店での姿勢なのかなと、3年ぶりのリッチディナーで感じた。