Unlimitedに上機嫌

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中山きんに君は、年に1回だから好きでい続けられる。

毎年楽しみにしているラジオ番組がある。「三四郎のロールナイトニッポン0」中山きんに君ゲスト回だ。友人のブロガーが紹介していて、今年は年末だったのかと急いでラジコで聞き始めた。眠気に負けて冒頭30分しか聞き終わっていないが、今年は一味違うと感じた。初めて聞く人にとっては、会話の成立しないカオスラジオ以外の感想を抱かないだろう。しかし、過去6回を見(聞き)届けてきた者としては、会話は成立している。リスナーからの質問はちゃんと受け取れるし、あっさりと答えるシーンもいくつも見受けられる。過去回との差別化を狙ってのことなのか、多忙なスケジュールに疲れすぎてうっかり答えてしまったのか分からないが、進化した中山きんに君回に出会えて嬉しい。

中山きんに君回は、ラジオ番組史上最も楽しみで好きな2時間。その言葉に嘘はない。だが、月に一回彼をゲストに呼んでほしいかというとそうではない。もちろん、彼を含めて3人の「三四郎中山きんに君オールナイトニッポン0」を望むわけでもない。中山きんに君回は年一だからこそ、ラジオ史上最も楽しみで好きな2時間なのだ。

これ以外にも、年に一回だから好きでい続けられるるものはたくさんある。

二郎系ラーメン

「豚のエサ」と称される、繊細がウリの日本食の異端児。厳密にいえば、二郎系ラーメンはチェーン展開される「ラーメン二郎」のラーメンを指すのだが、個人的には「バカさ加減」を盛った食品の総称と考えている。具体的には、マクドルドのビックマックやいきなりステーキなどだ。それほど贅沢できる経済状況もあって、外食は月に1回と決めている。限られた贅沢は、スシローや超人気店などの手堅い店で権利を行使する。しかし、年に1回バカになりたい衝動に駆られる。ただ欲望のままにがっつきたい欲に支配される。バカバカしいと分かっていながら食さずにはいられない。二郎系ラーメンと中山きんに君回は、本質的には同じなのかもしれない。

ホテルステイ

記念日や誕生日など、ここ数年は年に1,2回ホテルに泊まる機会がある。王様のような広いベッドやホームシアターのような大ビジョンテレビ、そしてチヤホヤしてくれるスタッフさんたち。毎回カードキーをかざした先に広がる非日常空間に心躍る。しかし、そうした新鮮さはルームツアーを終え、ソファに腰を落ち着かせればなくなる。毎度、人間の驚異的な適応力に感嘆する。これまで50回近くホテルステイを経験したが、家よりも眠れた経験がない。ベッドの機能性も部屋の防音性も圧倒的に優れているのにも関わらずだ。お洒落な空間に相応しく、お行儀よく眠らないといけないという心理が働くからなのだろうか、いつも少し寝不足のまま日常に戻っていく。「お洒落は我慢」はファッションに関する格言だが、ホテルステイにも当てはまるのではないかと思う。