Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

超個人的ベスト5!死ぬほど聞いた「THE FIRST TAKE」

 これまで人生の貴重な時間を奪われてきたYouTube。失敗を繰り返さないように、登録したチャンネル以外は見ないようにしている。登録できるのは5つまで、というルールも加えて。基本的に新着動画しか見ないが、唯一の例外が「THE FIRST TAKE」。

 今回は、死ぬほど再生したファーストテイクを5本紹介しよう。

第5位 『炎』Lisa

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 パフォーマンスが圧倒的であることは、わざわざ書く必要もない。心を揺さぶられたのは、歌い終わった後。「ふーぅ」を挟みながら、涙をこらえ言葉を紡ぐLisa。「歌っている間にいろんなものを思い出した」というコメントを受け、もう1度聞くとヤバい。2番の歌い出し「懐かしい想いに囚われたり」のところが、特にヤバい。「ヤバい」を連呼する人間にだけはならないと日々努めているのだが、Lisaの魂がこもった曲を聴きながら書くとこうなる。「この白い空間ズルいと思う」で終わる感じ、ファーストテイクならではの魅力が詰まっていて、たまらん。

第4位 『My Way』Def Tech

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 知ってはいた。だが、世代ではない。Def Techが二人組であることも、歌い手がこんな顔をしていたことも、ファーストテイクで初めて知った。彼らのような音楽が「ヒップホップ」なのか、「ジャパレゲ」なのか、音楽に明るくないので分からないが、とにかくカッコイイ。ただただ、カッコイイ。

 「僕たちは、この曲から全てが始まりました」から始まるイントロも、演奏中にお互いを見て笑っちゃうとことも、ラップ部分に「first take」を入れる粋なアレンジも、全てがカッコイイ。チャラそうだけど音楽に一途そうな日本人と、見るからに優しく包んでくれそうな外国人による一発撮り。青春時代に「聴いたことあるぐらい」だった曲に今、少し遅れた青春を感じている。

第3位 『ひとり』ゴスペラーズ

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 5年前には、この曲を3位に挙げることはなかったと思う。やっとゴスペラーズの良さに気づいたか、と自分の成長を感じている。この動画に、「ゴスペラーズという名の楽器」というコメントがあった。まさにその通りだと思う。曲前の発声練習は、まさに楽器の音出しに聞こえる。ルックスだけで言えば、どこにでもいそうな中年男性が5人集まっただけ。センターのサングラス長身男性以外は、単なるスーツの似合うイケオジたち。メラビアンの法則と呼ばれる、視覚的な情報が大半を占めるというものがあるが、この5人はメラビアンの法則に反した存在。ゴスペラーズと言えば、ディナーショーというイメージがあり、誰が見に行くねんと長年疑問に思っていたが、ようやくその意味が分かった。今年はアバター2を見に行く予定があるから、来年は本気でディナーショーを計画したい。

第2位 『火炎』女王蜂

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 別に音楽好きでも、優れた音楽センスがあるわけでもないが、思わず鳥肌の立つ歌声に出会うことはめったにない。この曲は、自分史上最も震えた一曲。最初の発声練習から「おや」という予兆は感じていた。ただそれは、歌声ではなく、ルックスとのギャップによるものかもしれないと、冷静になろうと務めたことを覚えいている。そんなつまらない自問自答は、「パリーイズオーヴァー」で鳥肌に変わった。なぜか分からないが、一節だけ聞いて一時停止した。とんでもないものを見てしまったことによる衝撃からだと思う。その時誰かがそばに居たら、「ヤバいの見た」と唾を飛ばしていたと思う。人間は真に衝撃を受けた時、意味不明な行動をとる。今のところ、奇怪な行動を引き出されたのは、彼女とASKAぐらい。

 ところで、彼女は何者なのか?そもそも、彼女なのか彼なのか?

第1位 『東京』SUPER BEAVER feat. 長屋晴子

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 この記事を書いている時点で、最も再生している一曲。少なく見積もっても、250回は繰り返し聴いている。自分は、SUPER BEAVERのファンでも、緑黄色社会のファンでもない。この曲とは、YouTubeのAIがおすすめしてくれて偶然出会った。公開から1年経っても再生回数800万弱だし、ファーストテイク界隈では地味な部類に入ると思う。だからこそ、自分はこのデュエット曲を愛してやまない。普段からコラボしていないだろう、男女ボーカリスト。最初の男性ソロを聴いた女性の表情が素晴らしい。勝手にアテレコするなら、「うわ、圧倒的。男性の声は、なんて力強くて頼もしいんだろう。」。異性のボーカリストへの敬意と称賛、期待を含んだ楽しそうなリアクション。まるでお互いの潜在能力を引き出すかのように、愛に満ちたアイコンタクトを見ていると嬉しくなる。このコラボがどう実現したのか、この2人のパーソナリティなど、知らないことだらけだが、歌音も表情も幸せなもので満ちている。

 2年後に、親族を招いて結婚パーティーを計画している。入籍もまだだが、これを大切な人たちに聴いてもらう想像ばかりしている。まずは、この動画をパートナーに見せることから始めよう。