Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

勘違いは、子供の頃にたくさん恥をかいて正したいもの

お題「子どもの頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと」

 書きたい気持ちはあるが、ネタのない時には、お題に頼るのに限る。

 大人と呼ばれるようになって約5年ほど。まだまだビギナーであるが、この5年間にもいろいろな勘違いや思い違いを発見した。

 例えば、エレベーター。中学校にあがるまえで、「エベレーター」と呼んでいた。親や兄弟から何度も訂正されたのを覚えている。だが、指摘されればされるほど頑なになるめんどくさい性格だったため、一向に直さなかった。しかし、思春期になりみんなと違うことはダサいことと考えるようになると、すぐに「エレベーター」と発音するようになった。恥をかくことが、教育の本質ではないかと思う。エレベーターは意図的に間違って使っていたが、世界で一番高い山は今でも迷う。「エベレスト」だったか、「エレベスト」だったか、恐る恐る発音しながらその時しっくりくる方を選ぶ。大体「エベレスト」を正しく選べるが、ごくたまにハズレを引くこともある。「いや、エベレストな」というツッコミに対して、「でも、エベレーターやろ?」と返す。「いや、エレベーターな」と返ってくるので、「日本語って難しいな~、いや日本語か!」ととぼける。ラリーを生む出すことで、本気の言い間違いを忘れさせる高等テクニック。(高等か?)

 年末年始で言うと、初詣における結構ヤバい勘違いをしていた。神社の入り口に設置されている御手水。左手、右手、口、柄杓の順で行うあれ。順番はすぐに覚えられたのだが、ずっと少量の水を飲んでいた。あそこに溜まっているのは、循環しているきれいな水だからみんなそうしていると疑わなかった。2,3年前帰省した際、兄弟に指摘されて勘違いに気づいた。水を灌ぐこと、そしてあれは決してきれいじゃない水たまりであることを。思わず、十数年の誤飲を思い出して戻しそうになった。見よう見まねは、時に食中毒につながりかねない。

 同音異義語の勘違いは、結構ある。例えば、運動会の時に聴く「せんせーい!」。ずっと、「先生」だと思っていた。だって、代表生徒の前にはいつも校長先生がいたから。校長先生のことを先生と呼ぶことに多少の違和感がありながらも、勢いとスピード感が大事な運動会ではお似合いかなと。気づいたのは、高校になってから。部活の大会で、他校のキャプテンがどこかの理事長に向かって言うのを見て。その時には、「センセイ」には、「先生」のほかに「専制」や「先制」、「宣誓」があることを知っていたので、自分で訂正することができた。同じような例で言えば、「まことにありがとうございます」。デパートやスパートの店内放送で聞こえるあれ。自分の弟は「マコト」という名前だったから、みんな「まこと、呼ばれてるよ」と言っていた。弟を呼びだしているわけではないと分かったが、正解の「まこと」を知らなかった。漢字で書けるようになったのは、中学生のころ。中間テストの書き取り問題にあった。勉強していなかったので、弟の名前に含まれる「真」を書いてペケされた。見直しの時に、「それね!」と一人呟いたのを覚えている。