Unlimitedに上機嫌

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新NISA制度について調べてみた

何やら、NISAが新しくなったらしい。詳しいことはそっちのけで「非課税」と「やらないと勿体ない」という大雑把な2つの理由で、NISAとつみたてNISAどちらもやっている。NISAは自分で口座を開き12月19日時点の買付可能額は17万円、つみたてNISAは彼女名義で口座を開き36000円分を積み立ている。

何が変わったのか

変わったのは、シンプルに3点。

  • 非課税額が増えた
  • 無期限になった
  • 併用できるようになった

これまでは、つみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円分が非課税だった。これだけ書くと年間160万円を使って勝った分が非課税になると思えるが、そうではなかった。一般NISAとつみたてNISAは併用できなかったからだ。だから、上に書いたように自分の名義で一般NISA口座、パートナー名義でつみたてNISA口座を開設して運用するみたいなスタイルを取るしかなかった。しかも、非課税期間にも縛りがあったので、いつでも好きな時に売り買いすればOKというわけでもなかった。ところが今回の改正では、3つの壁が取り払われた。言ってしまえば、「いつでもできて」「お得に」「どっちも使える」ようになったってこと。

デメリットはないのかと言うと、特別ないと思う。しいて言えば、たくさんリスクを取れるようになったと誤解することぐらいだろうか。NISAの魅力は、税金がかからない点にある。これだけ聞くと、お得なだけのように聞こえる。だが、課税とは儲けが生まれた時に発生するもの。NISAで税金が免除されるのは、投資による設け。投資は、勝つことも負けることもあるリスク商品。負ける可能性がありながらも勝った、これが投資による儲け。「NISA=非課税=お得=絶対やるべき」という都合の良い方程式を立てる人には、負けるというシナリオが抜け落ちている。負けは、課税よりもキツイ。投資で発生する結果を嫌な順で言うと、「勝ち<課税<負け」になる。だから、課税を避けるためにNISAを使うのは正しいが、お金を増やしたいからNISAとは限らない。たとえ、課税されてもNISAで扱っていない勝率の高いものがあれば、絶対そっちのほうがいい。なので、お金を増やす目的でNISAを利用するなら、「負けなさそうな商品を選ぶ」ことが大切。

「より税金取られなくなった」という改変だけで、ロクに商品選定をせずにお金をツッコむのが一番愚かな行動。今後も投資しやすい制度作りはされるだろうが、「失うかもしれない」という意識を持ち続けることが大切。