Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

メッシおめでとう。局地的な歓喜をありがとう。

1カ月続いた熱い夜が終わった。昨日の決勝は、まさに歴史に残る激戦。「サッカーは2-0が一番怖い」という言葉通り、最後までどう転がるのか全く読めない120分+が続いた。決勝じゃなかったら、ハーフタイムで寝ていたに違いない。

前半20分は全く面白くなかった。本田も解説で言っていたように、「どちらも負けたくないから、敢えてオモンナイ試合をしている」感じが漂っていた。特に、前回王者フランス。みんなが浮足立って足にボールがつかない。簡単なミスを連発し、ワールドクラスとは思えないところでタッチラインを割るシーンが結構見られた。メッシの悲願を期待していた自分からすると、とても良い兆候に思えた。そして、神の子に与えられたPK。あの判定については、フランスメディアはしつこく追及するに違いない。VARで振り返っていたら、多分覆っていたようなところ。まあ、ディ・マリアが上手かった。

あの試合、合計で何度PKを見ただろうか。120分の中では、メッシの1回とエムバぺの2回。そして、PK選での計8回か。日本クロアチア戦やスペインモロッコ戦が異常だっただけで、この試合では「PKはキッカーが圧倒的に有利」であることを再認識させられた。それは、両チームのエースがプレイの中で得た機会をキッチリ決めたからだと思う。もし、前半のPKをメッシ、後半のエムバぺが外し2-2でPK戦に投入していたら、もっと荒れた展開になっていただろう。あの2人が大チャンスを逃すわけがないんだけど。

6点のうち、最も印象的だったのはエムバぺの2点目。ちょうどリアタイで追っている『ブルーロック』を想起させた。圧倒的なスピードとパワー、そしてエゴによるゴール。まるでボールが望んでいるかのように、ゴール左端に突き刺さった。これまで何度も目にした怪物お得意のコース。スローで見てみると、結構泥臭い。ジャストミートして一直線に飛んでいるわけではなく、一度バウンドして転がる軌道。だが、そこに至るまでがあまりに美しかったので、フィッシュの軌道は頭の中で勝手に美しく補正されてしまったんだと思う。まだ確認していないが、決勝のMOMも大会MVPもメッシに与えられたと思う。だが、大会を終わった今も存在感を残しているはエムバぺ。彼の化け物ぷりを見るのにもう4年も待たないといけないと考えると、ウズウズしてしまう。リーグ戦やチャンピオンズリーグでも見れるんだけど、国を背負った戦いはまた違う。とか、にわかW杯ファンが言いそうなことを言っちゃう。

4年後を想像することに意味はない。あまりに不確定要素ばかりで、予想というより妄想に終わってしまうからだ。そうは言っても、書きたくなっちゃうのがW杯の歓喜が覚めていない証拠なんだろう。まず、我が国日本。何となくだが、結構強いんじゃないかと思う。三苫を初めとして、かなりのタレントが揃うことになりそう。あとは、今回吉田、長友、川島らが担った精神的な主柱を誰に変わるか。年齢的に考えると、遠藤や森田あたりだろうか。初めて顔を見た選手も多いので、知ってる名前を言っているだけだけど。一番期待したいのは、久保。快進撃を続けるチームとは対照的に、毎試合下げられてしまった天才君。好調のチームでもスタメンを勝ち取るだけの実力はあるだろうし、三苫のように爆発してくれたらベスト8も行けたのでは?と考えずにはいられない。是非、この4年でパワーアップして帰ってきてほしい。諸外国についても書きたいと思ったが、年齢までは把握しておらず知識不足により断念する。

この熱狂も、クリスマスや大掃除などのイベントにとって代わられるだろう。そして、4年後もまた性懲りもなく局地的な熱を帯び始める。それで良い。そろそろまともな生活習慣を取り戻したいから。