Unlimitedに上機嫌

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本田圭佑やひろゆきのようになれない3つの理由

W杯残念だった。

普段はYouTubeに上がるハイライトでしか見ない「にわかサッカー好き」な自分からすると、W杯はだいたい終わった。真のサッカーファンは、ベスト8が出揃ったここからが本番だと考えているだろうが。

またしてもベスト16止まりに”終わった”今大会において、最も株をあげたのは誰か。それは、森保監督でも三苫選手でもない。本田圭佑だ。大会前はかなり苦手意識を持っていた「両腕ウォッチャー」だったが、ドイツ戦以降「日本戦以外も解説してほしい」と考えるまでになった。きっとこれは日本国民の総意で、本田圭佑を次期監督に推す「早とちり」もネット界隈で散見される。例にもれず、自分も彼は引退していると思っていた。そりゃ、カンボジアの監督とかしていたから、まさか現役だとは思わない。

さて、視聴者の大半がプレイ以上に本田圭佑の解説に夢中になった、旨は先ほども書いた。歯に衣着せぬ解説に魅せられた視聴者の心理には、憧れがあると考える。それは、アベマの看板タレント(?)である、ひろゆきや成田祐輔に対する感情と同じ。今回は、彼らに抱く憧れの正体を紐解いてみようと思う。

品がない

まず、彼らのように断定できない人たちは、「言葉を選ばないことは下品である」という価値観を持っている。本田圭佑が相手プレイヤーに言う「キショイ」「ウザイ」やひろゆきが頻発する「頭が悪い」などのストレートな言葉。これらは、相手を批判したり攻撃する際に使うネガティブな言葉で、長年かけて「使ってはいけない言葉」だと教育されてきた。ノータイムで「キショイ」や「アホ」、「バカ」が出てくる人は、一般的に知性に欠いた人というレッテルを貼られる。僕たち一般ピーポーには、攻撃的な言葉が発射されないような「安全装置」が装着されている。

自信がない

強い言葉を使えない裏には、そうした表現をするだけの自信がない。サッカーについての専門知識がないから、本田圭佑の発言全てが正しいように聞こえる。もしかすると、ちゃんとしたアナリストは、彼の解説がデタラメであるという感想を抱くかもしれない。だが、匿名でコメントを書き込む人たちは、本田圭佑の発言を論理的に検証するだけの知識を持ち合わせていない。当然、ネットニュースにまとめるライターだってそうだ。仮に、彼の発言がデタラメであっても、読み手により親近感を持ってもらえるように、肯定的な内容の記事を選ぶ。だが、ハッキリと言えば良いというわけでもない。ちゃんと聞いたことがないので真偽は定かではないが、松木安太郎はトンチンカンな解説としてよくいじられている。素人目にも分かるトンチンカンぷりなのか、単なる言葉足らずなのか、全てを飲み込む強烈ないじられキャラによるものなのかは分からないが、本田圭佑の解説は聞くものを思考停止に追い込むだけの強さがあったことは確か。

嫌われたくない

ここまでそれっぽい理屈をこねてきたが、結局はこれ。自分を含め、たいていの人は注目もされていないのにアンチに怯えている。誰にも叩かれないためには、YESでもNOでもないことを言うこと。だが、これが愚策であることは政治家を見れば分かる。それっぽい横文字をダラダラと並べた結果、「何も言っていない」に着地する一種のマジック。だからこそ、ゲストの政治家に断定を強要するひろゆきを見て、胸がスカッとする。いまだに本屋に平積みされている『嫌われる勇気』。結局読んでいないが、たぶん断定することの重要性を説いていると予想する。啓発本は、いろんな成功に近づくノウハウが書かれているが、「断定しろ」というのが最もシンプルで本質をついたアドバイスではないだろうか。シンプルだからこそ、難しいのだが....。

どうすれば、本田圭佑ひろゆきに近づけるか

最後に、解決策を書いて終わろうと思う。あくまで個人的な行動宣言であるため、参考になるとは思わないでいただきたい。

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