若者だけど、3回はトイレに起きるという話
現在、27歳。
季節は、冬。
季節を問わず、毎晩3回はトイレに起きる。
いわゆる頻尿というやつだ。
昔からトイレが近かった自覚はあるが、特にこの1年間ひどいと感じる。
27歳で3回となると、40歳に6回、60歳に9回、80歳には12回トイレに起きることになる、などと考えてしまう。
妄想に任せると、良くない方向にしか行かないので、一旦科学的な情報を入れて客観視してみよう。
頻尿とは、「尿が近い、尿の回数が多い」という症状を言い、目安として起きてから寝るまで8回以上トイレに行く人を言うらしい。
寝ている時にトイレに立つことは、夜間頻尿と呼ばれるらしい。
若い人の夜間頻尿は、ストレスによる心因性頻尿の一つで、要は緊張しているから何度も起きるということだそうだ。
寝ている時に、緊張している。
全く心当たりがないわけでもない。
恐らく、一緒に住んでいる彼女がストレスの原因かもしれない。
同棲を初めて1年。
特に、ストレスは感じていない....と思う。
たまに猛烈に一人になりたい瞬間はある。
たまにベッドを一人占めしたいと感じる瞬間はある。
たまに一人で暮らしていた時期が恋しくなる瞬間はある。
たった3行で、化けの皮がはがれた。
どうやら、ストレスを感じていないわけではないらしい。
たまに彼女が実家に帰っている時、一人で寝ることがある。
前回は長めの帰省で、4晩ほど一人で寝起きした。
毎晩ではなかったが、その時はほとんどトイレに起きなかった。
この経験からも明らかに、一緒に寝ることにストレスを感じていることが分かる。
最後に、頻尿を改善する方法について考えてみよう。
まず、思いついたのは別々に寝る。
最も実践的に思えるかもしれないが、現実的ではない。
同棲する前に話した感じ、彼女は一緒に寝ることと一緒に住むことをほぼ同義で考えている。
同じ家に住んでいるのに別々のベッドで寝ることは、別居状態だと言っていた気がする。
「頻尿を改善したいから、君とは別々に寝たいんだ」と申し出た時の、彼女の絶望的な表情が目に浮かぶ。
彼女との関係を壊してまで、頻尿を改善したいとは思っていない。
なので、却下。
2つ目は、寝具を増やす。
現在、1つの布団に入って寝ている。
後からベッドインすることが多いため、スペースと布団をかなり取られた状態でスタートすることが多い。
自分は、寝ている人を起こすことが最も重い罪だと考えている。
そのため、どれだけ寒い夜でも、ぐっすり眠っている相手から布団を奪うことができない。
最低限のスペースと布団に甘んじて、体を縮めて眠りに落ちる努力をする。
もう1セット用意すれば、少なくとも寝具不足は解消する。
スペース問題は依然として残るが、寒さによるストレスはなくなるだろう。
最後の解決策は、ベッドのサイズを拡大し布団を買い足す。
先ほどにベッドの拡充を加えたパターン。
これによって、スペースも寝具も不安要素は消える。
お互い広々ぬくぬくな環境が整う。
最善の策に思えるが、物理的金銭的に実現は難しい。
現状のダブルベッドですら、寝室の大部分を占めている。
ダブルの上はクイーンだと思うが、クイーンにするスペース的な余裕はない。
加えて、お金も。
この先2年は、経済力UPの見込みもないし、結婚うんぬんの支出計画でいっぱい。
ベッドを買い足すことも、より広い家に移り住む余裕もない。
つまり、現状ではムリ。
冷静に頻尿問題について考えた結果、布団をもう1セット買うのが最も現実的であることが分かった。
一緒に暮らす・寝るという心理的なストレスについては、私生活の充実、相談できる相手や環境の確保など、やれることはありそう。