Unlimitedに上機嫌

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JKが語っていた「ガンをとるか、乳をとるか」

 場所は、某ファストフード店。時は、平日午後3時。良い感じの日向を受けウトウトしていた時、2人組の女子高生が隣に座る。長期休み前のテスト期間なのかなと思いながら、平日の昼間から友達とダベる余裕のある学生を羨ましく思った。自分はそれ以上にお気楽な身分なんだが。聞こえてくるのは、「テストやばい」や「数学赤点確定や」などのお決まりのフレーズ。10年前の自分も、こんな会話していたんだろうなと考える。それからも、何となくJKたちのフリートークを流していた。

 ふと、作業の手を止める。彼女たちが、気になる話をし始めたからだ。なぜ、その話題になったのかは分からない。だが、彼女たちは究極の2択について議論を展開し始めた。「乳がんを切除するか、今の胸を維持するか」。通路側のJKは、「死にたくない。迷わず切除する」と主張。向かいのJKは、「おっぱい小さくなるの嫌や。Aカップになるぐらいならガンと生きる」と主張。二人の意見は、正反対。どんなバトルが繰り広げられるのか傾聴しようと、そーっとPCから手を放す。

 自分は女性ではないので、この議論の前提である「おっぱいを失う辛さ」を理解できない。先日YouTubeで「絶対に揺れないブラジャーとなわとび」みたいな動画を見た。いわゆる釣り動画で、中身はただただ胸を揺らしながら縄跳びするものだった。釣られた多くの男たち同様、この動画に求めていたのは揺れる胸。しかし、被験者である女性は「めっちゃ痛い」と言っていた。それは、きっと女子あるあるなんだろう。女性がこのタイトルでこの動画を見るとは思えないように、男と女の胸に対する考えは全く違う。

 男にとっての「胸」は、何になるだろうか。大きい小さいで比較され、男性らしさを象徴する何か。股間にある”あれ”だろう。男にとっての「乳がん」的なものがあるのかもしれないが、無知なため自分は知らない。あくまで空想になるが、乳がんを男版「乳がん」に置き換えて彼女たちの話に聞き耳を立てる。

 こちら側に座るJKは、胸を失うことは女としての終わりを意味すると主張する。通報される危険性があったので、彼女たちの姿は見ていない。話を聞いただけだが、「反切除派」のJKは、自分のカップに自信を持っているらしい。対する、「胸より命」を主張するJKは、あまり自信がないらしい。「元々そんなにないし」と、たびたび口にするのが聞こえた。なるほど、生まれ持ったものは、この議論の重要な要素なのかもしれない。男性で考えてみる。デカい”ナニ”を生まれ持った人ほど、ガンになった時切除をためらうか。自分は、大きいとは思わない。これまでトイレでチラッと見えた他人様のものと比べると、普通、もしくはやや小さめだと思う。いつかリリーフランキーのラジオで、「上は大きいが下は小さい」みたいな話をしていた。うちもそうだ。何度か兄のを見たことがあるが、それは立派なものだった。同じ兄妹でこんなに違うのかと思った。2つ下に弟もいて、何故か彼のも立派。上と下に栄養を取られた可哀そうな真ん中。もし、これを読んでいただけている真ん中さんがいれば、是非教えていただきたい。って、無理か。

 そんなことを考えているうちに、彼女たちは別の話に移っていた。時の流れとJKたちの話題の切り替えの早さには、驚かれる。まあ、今回「カップを保つ」と主張した彼女も、実際ガンを発覚したら胸より命を取るだろう。人気ブロガーさんが、ある記事で「定期的に揉まれることは、ガンの抑止に繋がる」と書いていた。今夜、パートナーに「揉ませてほしい」と頼もうと思う。愛をこめて乳揉みを。