『傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考』|図太さは、母が教えてくれた
こんな人に読んでもらいたい
- メンタルが弱い
- すぐにイライラしてしまう
- 人に流されやすい
作品情報
作者 |
枡野俊明 |
ジャンル | 自己啓発・メンタル |
ページ数 |
159 (読み終わるまでの平均:2時間4分) |
キーワード | 呼吸・今を生きる・開き直り・しなやかさ |
あらすじ
“誤解を怖れずにいいましょう。
じつは禅僧はみな「図太い」のです。”
ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅僧、枡野俊明。
大学教授、庭園デザイナーとしても活躍し、ベストセラーも多数の著者が初めて教える。
禅僧の秘密、その「図太さ」の極意。出典:Amazon
象徴的な一節
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- 図太さとは何かを知りたかったから
- なにを得たか・・・
- 今を生きる大切さ
- 好きな一節・・・
なんだ、おまえはまだ鰻にとらわれておるのか。わしは、旨そうじゃという想いなど、鰻屋さんの前に置いてきたわ
個人的な感想
「もう帰ってもらえる?」
母は、遊びにきた友達に向かって言う。
時間になっても友達を帰さなかった時、
一度お母さんにビンタされたことがある。
泣いてたことを友達にバレないように、
必死で泣き止んだ時のことはたまに思い出す。
友達からは、「〇〇のお母さんって怖いよね」とよく言われていた。
それはそうだと思う。
あんなにハッキリ伝えてくる親は他に見たことがなかったから。
だから、うちが遊び場になることはめったになかった。
あの時はただ母を憎んでいたけど、
母の"図太さ"には自分達の時間を守ろうとする意思があったんだと思う。
父親はほとんど家におらず、
4人兄弟を一人で育てあげた母。
子どもの友達に占有されっぱなしでは、
限られた時間で全てをこなせない。
「よその家の子に興味がない」と口では言っていたけど、実際は心を鬼にして伝えていたのかもしれない。
まあ、そういうことにしておく。
あのビンタも愛だとしておく。
母親の図太さDNAは確かに受け継いでいる気がする。
前職時代も、
「いまそれを話して何の意味があるんですか?」と会議中に先輩に言ったり、「ぼく21時には帰るので」と上司に伝えたり。
おかげで、一般的なサラリーマンよりも、
人間関係で悩むことはなかったと思う。
それが良いか悪いかは分からないけど、
自分の人生を生きているという実感は常に感じている。
これからも母からもらった"図太さ"とともに、生きていこうと思う。
世間の評価
Amazon | 4.0/5(408) |
honto | 3.9/5(45) |
楽天ブックス | 3.6/5(41) |
個人的な評価
総合 | ★★★ |
読みやすさ | ★★★ |
読み応え | ★★★ |
もう一度読みたい度 | ★★ |