『喜ばれる人になりなさい』著:永松 茂久|このことを教えてくれたのは彼女でした。
こんな人に読んでもらいたい
- ビジネスが上手くいっていない
- プライベートが上手くいっていない
作品情報
作者 |
永松 茂久 |
ジャンル | ビジネス・マインド |
ページ数 |
321 (読み終わるまでの平均:2時間16分) |
キーワード | 利他心・ |
あらすじ
人生で大切なことは、母から繰り返し言われた「この一言」だった──
3坪のたこ焼き屋から、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店を作り、2020年のビジネス書年間ランキングでも日本一に輝いた著者が贈る、母から学んだ、人生で大切な「たった1つ」の教え。
学びあり、青春あり、涙あり、感動ありの成長物語。母と子、父と子、愛情、友情、師弟、家族、仕事の真髄が凝縮された、長編ノンフィクション。
今の時代だからこそ読みたい、読むだけで自己肯定感が上がり、誰かのために何かをしたくなる、優しくて懐かしくて温かい一冊です。出典:Amazon
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- 「編集者が5回泣いた」という帯に惹かれて
- なにを得たか・・・
- 誰かのために動くことの素晴らしさ
- 好きな一節・・・
茂久、ごめんね。でもね、私は楽しくてたまらないの。
個人的な感想
結局2人分買ったちゃった!
嬉しそうにスイーツを手に、彼女が帰ってくる。
「給料日前でお金がないけど、喜んでくれる顔を想像したら買っちゃうよね」と何の嫌味もなく言えてしまう彼女。
「喜ばれる人になりなさい」と教えてくれたのは、親ではなく彼女だと思う。
付き合いたての頃は、どうしてシェアをしたがるのか理解ができなかった。
外でご飯を食べる時は必ずおかずを交換するし、買ってきたスイーツも必ず両方楽しむ。
シェアしたい欲は、性別と育った環境に関係するのではないかと考えた。
離婚するまでの幼少期を4人兄弟という食うか食われるかの環境で育った自分が考えることは「いかに自分の分を確保するか」を考えていた。
離婚してから一人になってからも、シェアとは無縁の生活を送った。
対して、彼女は3人兄弟。
姉と弟という、比較的平和な環境の中で育ったため、シェアをすることが身近だったのかもしれない。
たまに彼女の家に遊びに行っても、夕食後のアイスを兄弟で分け合うシーンを見かける。
相手は弟であるから、性別よりも育った環境が大きいのかもしれない。
そんな彼女と4年も一緒にいるお陰で、シェアはすっかり身近になった。
最近では、自然と一口目は彼女にあげるようになった。
自分なんかが一口目を頂くなんて…というシェアしたいを超えたシェアしなければという義務感に近いかもしれない。汗
そんな脱線しつつあった自分に、喜んでもらうためという本来の目的を、この本は教えてくれた気がする。
「喜ばれる人になりなさい」
誰かに言われたことはないけど、知らず知らずのうちに身近になっていたこの言葉が大好きだ。
世間の評価
Amazon | 4.3/5(1368) |
honto | 4.0/5(80) |
楽天ブックス | 4.1/5(93) |
個人的な評価
総合 | ★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
読み応え | ★★★ |
もう一度読みたい度 | ★★★ |