『東大思考』著:西岡壱誠|Suits・ハーヴィーの問いに向き合うきっかけになった
こんな人に読んでもらいたい
- 仕事で違いを見せたい
- 効率よく勉強を進めたい
作品情報
作者 |
西岡 壱誠 |
ジャンル | ビジネス・思考法 |
ページ数 |
325 (読み終わるまでの平均:4時間2分) |
キーワード |
あらすじ
「東大生は、なんで頭がいいの?」
実は「生まれついての才能」なんて関係ない!
東大生は、「日常から、広く、深く考える思考習慣」がついているから、
あらゆることが「最高の教材」に早変わりするだけなのです。
「東大生の頭の良さ」にあこがれ、誰よりも深く研究することで、
偏差値35からの「奇跡の東大合格」を果たして人生を変えた筆者が、
どんな人でも「東大生の頭の良さ」を再現できる「5つの技術」を紹介します!
【著者からのメッセージ】
どんなに勉強しても偏差値35だった僕は、この「考える技術」にたどり着いたとき、
「頭の良さ」ってこういうことか――と感動しました。
僕の東大合格を支えたこの「考える技術」に、「生まれついての才能」なんて関係ありません。
こんな僕にもできたんですから。あの感動を、ぜひ皆さんにも味わっていただけたら嬉しいです。出典:Amazon
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- タイトルに惹かれて(分かりやすいキーワード)
- なにを得たか・・・
- 以前から気になっていた問題について考える経験
- 好きな一節・・・
個人的な感想
「頭に銃を突きつけられたら、従うか殺されるかの他にまだ146通りある」
海外ドラマ"Suits"ハーヴィー・スペクターのセリフ。
146!?
ものは試し、10分間で出来るだけ出してみる。
・近くにあるものを投げつける
・「もうすぐ警察がくる」と言う
・「銃を向けてもいいのは、撃たれても良いという覚悟を持つだけだ」と言う
・「母親が悲しむぞ」と言う
・「資産を全てやる」と言う
・「俺を殺しても、お前は殺人で捕まって、刑務所で一生を終えることになる」と言う
・「この場に愛する人がいても、俺を撃つか?」と言う
・自分を殺したい理由を聞く
・「その銃には弾が入ってない。なぜなら、さっき抜いておいたから」と言う
・「引き金を引けば、誰かがやってきてすぐにお前は捕まる」と言う
・「しっかり心臓を撃ち抜かないと死なないぞ」と言う
・「お前には人を殺せない。そんな度胸がある人間は、こんな半端な人生を送ってない」と言う。
・「(そいつに子どもがいるとして)お前の子どもは一生、人殺しの息子として生きていくことになるな」と言う
結果は、13個。
実践する勇気と、その効果はさておき13個。
ハーヴィーの言う数字には、まだまだ。
ちなみに、ネットで見つけた"東大思考的"解答がこちら。
「そうなる前に、対処します。(状況判断、洞察力、観察力、分析力)
その状況になるまでに様々なプロセスがあるでしょう。
どこかに、分岐点があるはずです。それを模索します。
身を守るには逃げるが勝ちです。」
出典:顔に銃を突きつけられたら、どうやって防ぎますか? - Quora
なんかトンチみたいでズルい気がしなくもないが、凡人にはない目の付け所。
最近人気になった、東大出身の成田教授も「これからの日本をどうする?」という問いに対して、「どうもしない。諦める。独立国家を作ってスモールスタートするしかない」みたいな回答をしてた。
問いを上から見下ろすような視点。
メタ思考というのか、客観的視というのかは分からないけど、多分そういうのを持ってる人が強い。
東大の大看板をウリにしている割に、書いてることは平凡だった。
でもお陰で、以前から考えたかった問題に取り組めたので良かった。
世間の評価
Amazon | 4.1/5(583) |
honto | 4.0/5(86) |
楽天ブックス | 4.0/5(91) |
個人的な評価
総合 | ★★ |
読みやすさ | ★★★ |
読み応え | ★★ |
もう一度読みたい度 | ★★ |