『もしも一年後、この世にいないとしたら。』メメントモリは人を選ぶ
作品情報
作者 |
清水研 |
ジャンル | 自己啓発・生きるということ |
ページ数 |
151 (読み終わるまでの平均:1時間26分) |
キーワード | メメントモリ・WantとMust |
あらすじ
国立がん研究センターで、がん患者さん3500人以上の方の話を聞いてきた精神科医が
今、生きづらさを感じているすべての人に伝えたいこと。
人生の締切を意識すると、明日が変わる。
「もしも1年後、この世にいないとしたら――」
そう想像したとき、今やろうとしていることを変わらずに続けますか。
それとももっと別のやりたいことをやりますか。出典:Amazon
象徴的な一節
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- タイトルに興味を惹かれて
- なにを得たか・・・
- メメントモリは自分には合わない
個人的な感想
今日が最期かもしれないと思って生きろ
この手の言葉が嫌い。
以前勤めていた会社の会長も同じことを言ってた。
一代で上場企業を築いた成功者。
若手社員は、年に2回会長のありがたいお話を聞く機会が設けられていた。
毎回繰り返し言うことは、
幼少期に事故で死にかけた話。
からの、「今日が最後かもしれないと思って全力で生きろ」というお決まりのセリフ。
「僕は会長のように臨死経験がなく、死ぬかもしれないと思って生きることがよく分りません。どうすれば良いですか?」と直接聞いたことがある。
「死ぬことはできなくても、考えることはできるはずだよ」みたいな答えが返ってきた。
たしかに死は絶対的で、
死があるから生を認識できる。
でも、死に向かって生きているって考え方がどうも苦手。
後ろ向きっぽくて。
「明日死ぬかもしれないと思ってやりたいことをしろ」よりも、「明日にはやりたいと思ってることは忘れている。忘れるってのが一番寂しい。だから、覚えている今やれ」の方がスッと入ってくる。
ライオンの檻の中に入るのが最も「死」も「生」意識できる。
でも、普通そんなことしない。
だから、「死」を意識することが全ての人の「生」を高めることにはならないと思うんだよね。
ま、プロセスはどうでもいいんだけど。
自分に合った「自分の高め方」を知っていれば、それでいい。
世間の評価
Amazon | 4.1/5(656) |
honto | 3.9/5(73) |
楽天ブックス | 3.8/5(68) |
個人的な評価
総合 | ★★ |
読みやすさ | ★★★ |
読み応え | ★★ |
もう一度読みたい度 | ★★ |