プライム本『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の感想や評価!子どもの話だと思っている大人へ
こんな人に読んでもらいたい
- 読解力が低い
- 子どもの教育に悩んでいる
作品情報
作者 |
新井 紀子 |
ジャンル | ビジネス・教育 |
ページ数 |
243 (読み終わるまでの平均:) |
キーワード | 読解力・人間とAi |
あらすじ
東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界ーー。しかし、”彼”はMARCHクラスには楽勝で合格していた! これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあることが示され、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、最悪のシナリオを避けるのはどうしたらいいのか? 最終章では教育に関する専門家でもある新井先生の提言が語られる。
出典:Amazon
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- タイトルに惹かれて
- なにを得たか・・・
- 読解力を鍛えるための読書をする
- 印象に残った一節・・・
一番多かった典型的な誤答は、偶数を2 n とし、そして同じ変数 n を使って奇数を2 n +1と表し、2 n +(2 n +1)=4 n +1なので奇数、と答えたものでした。
個人的な感想
いわき市は何県にあるでしょうか?
自転車でスーパーに向かう道中など、
彼女によくクイズを出す。
自分が得意で相手が苦手とする、地理歴史系が多い。
彼女が言うに、中学校の時は学年で3番目ぐらいの成績を取っていたらしい。
だが、彼女の口からは「宮崎県!」などの回答が連発する。
そうした珍回答を眺めるのが好き。
いわゆる、マウントを取るのが好き。
だが、こうした優越感はAI相手には通用しないことを、この本で痛感させられた。
生意気なAIがマウントクイズをしている自分を見たら「人間とは愚かだ。自分の得意な領域で、得意な形で他人の優位に立って喜ぶことしかできないとは」と。
この本にある読解力を問うクイズに挑戦してみた。結果は、14問中10問正解。正答率71.4%
これが一般的に良い方かどうか分からないが、個人的にかなりショックだった。
いつも彼女に対するように、満点を取って今の子供たちの惨状を憂う立場でいたかったから。
読解力を鍛える必要性を感じる機会となった。
年間300冊ペースで本を読んでいるだけでは、読解力はつかないことは想像できる。
ただ読むだけでなく、どんな価値を生み出せるのかについてまで実行しなければ、ただの読むのが早い人間で終わってしまう。
情報処理スピードで人間界でマウントを取っても、決してAIには勝てない。
読解力、読解力、読解力
まずは、呟くことから始めてみる。
世間の評価
Amazon | 4.3/5(1615) |
honto | 4.3/5(647) |
楽天ブックス | 4.3/5(616) |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
読みやすさ | ★★★ |
読み応え | ★★★★★ |
もう一度読みたい度 | ★★★ |
今すぐ読むなら