『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』感想や評価!ユーモアとはこれだ!
こんな人に読んでもらいたい
- 自分に自信がない
- 仕事を頑張りたい
作品情報
作者 |
ローランド |
ジャンル | 自己啓発・マインド |
ページ数 |
219 (読み終わるまでの平均:1時間44分) |
キーワード | ユーモア・笑い |
あらすじ
ホスト界の帝王・ローランド、初の著書!
話題の「名言」から浮き彫りになるローランドの素顔を本書で初公開。
至高のプロ意識、唯一無二の存在である理由を、
哲学・美・愛・仕事・人生の多面的な切り口で語る。
ローランドのストイックなまでの生き方と、そのウイットに富んだ名言は、
ファンのみならず、年齢や職業を問わず、
幅広い方たちの胸に熱く響き、明日への活力になる。
ローランドのファンブックとしてはもちろん、
ビジネス・自己啓発書としても、是非お読みいただきたい一冊。
本書が、読まれる方の人生を変えるかもしれない。
「世の中には二種類の本しかない。ローランドの本か、それ以外か」出典:Amazon
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- ずっと気になっていたから
- なにを得たか・・・
- 自分の価値は自分で決めようと思った
- 好きな一節・・・
誠心誠意、謝ることは大切だ。でも、絶体絶命のピンチを救える力が、ユーモアにはある。
個人的な感想
No.1とは
いつものマック。
隣の席からNo.1という単語が繰り返し聞こえてくる。
どうやらホストをしているらしき少年。
だらしないプリン頭をした男の子は、一緒にいる洗髪に入ってすぐに店のNo.1になったことを繰り返し自慢している。
清潔感に欠ける容姿と汚い食べ方の彼が、どうしてNo.1になれるのか不思議に思った。
何より、彼の話にイラっとさせられた。
雑音にかき乱されていたその時の自分は、集中力と人間力に欠けていたという反省は別でするとして。
No.1を連呼する後輩に、ぐうの音も出ない隣の先輩が不憫で仕方なかった。
同じ自慢を聞くのでも、なぜローランドの本は読めるのか。
それはユーモアの差であり、No.1の差にあるのではないだろうかと考える。
歌舞伎町がホスト業界で最もレベルの高い街なのかは分からないが、少なくとも大阪市内郊外の一ホストクラブのNo.1の彼よりも歌舞伎町No.1のローランドの方が上であることは疑いようがない。
とは言え、これまで歌舞伎町No.1を称するタレントは数多く見てきた。
その殆どが印象に残らない"綺麗目の人たち"だった。
そうしたNo.1とローランドを分けるのは、ユーモア。
大阪の彼もそうだが、ただ自慢するだけでは人を笑わせることはできない。
むしろ、人の自慢を聞かされるのは苦痛。
ユーモアとは、センスなんだと思う。
何を伝えるかではなく、どう伝えるかが問われる技術。
つまり、No.1という事実のみで人を魅了する人たちの自慢は、単なる情報伝達であって、ユーモアではない。
ユーモアが人を惹きつけるのは、ホストだけじゃない。
営業職も、ライターもそう。
情報を正確に伝えるだけなら、別に人間じゃなくても良い。
先日読んだ『AIと教科書の読めない小学生』で感じた疑問「どうすればAIと差別化を図れるか」の答えは、ユーモアにありそうだ。
世間の評価
Amazon | 4.4/5(2492) |
honto | 4.1/5(244) |
楽天ブックス | 4.2/5(284) |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
読み応え | ★★★ |
もう一度読みたい度 | ★★★ |