Unlimitedに上機嫌

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『Ai 愛なんて 大っ嫌い』| 元ヤンなんて大っ嫌い!お前らには負けない!

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作品情報

作者

冨永愛

ジャンル 自伝
ページ数

194

(読み終わるまでの平均:1時間45分)

キーワード 憎しみ・マイウェイ

あらすじ

幼児期のたったひとつの父親の思い出から、奔放な母親に翻弄された幼少期、
身長がゆえにいじめられた思春期、荒れた反抗期のなかで見つけたモデルへの道。
アジア人への偏見の中、怒りだけをバネにのし上がっていった二十代。
恋愛、結婚、出産、離婚。引退宣言と母としての葛藤……。

Aiとは、LOVEの愛であり、冨永愛のAiであり、英語のI=「わたし」のAi。
すなわちこれは、2000年代、世界のランウェイを闊歩したトップモデル、冨永愛がはじめて語る、愛と自分自身を探し続けた半生の物語であると同時に、
すべての女性に共通する、「わたし」を探し、居場所を求める、心の叫びの記録でもある。
32歳の今、衣装を脱ぎ、鎧を脱ぎ、メイクを脱ぎ、家族の絆を取り戻し、自分自身を取り戻し、彼女が出会った「本当のわたし」とは?
読むうちに、誰もが、自分と同じ「冨永愛」に涙し、彼女とともに「わたし」に出会い、「愛」に気づき、そして、「再生」していくことになるだろう。

出典:Amazon

象徴的な一節

 

個人的な感想

強いから嫌い

幾つになっても、姉の前では緊張してうまく話せない。
言葉が空回りするあの感じ。

戦う前に勝負アリって感じは大人になっても変わらない。

姉は元ヤン。

中学からタバコを吸っていたし、よく警察の厄介になっていた。

高校は退学になって、水商売を始めた。

結婚して普通の奥様になった今も、何をやっても奴は成功するだろうなと思わせる強さがある。

 


冨永愛と姉を見ていて思ったのは、
元ヤンは成功するということ。

芸能界で活躍する人たちは元ヤンが多い。
噂レベルのも含めると、全員元ヤン?なんて思えてくる。

宇梶さんとか、赤井英和とか、
エビデンスがしっかり残ってる人も少ない。

それは身近なビジネス世界でもそう。
前職時代に担当していた中小企業の社長の3割が元ヤンを名乗っていた。

似たり寄ったりの武勇伝を持っていて、
やや聞き飽きた感さえある。

どうして元ヤンは成功するのか?

負けず嫌いだから。
負けるのが許せないから。

これは完全な偏見だけど、
啓発本はヤンキー経験のない人たちに向けられた内容。
元ヤンの人たちには生ぬるくて理解できない。

だから、この冨永愛の自伝も読み物としては面白いけど、啓発本にはなり得ない。

今更ヤンキーになんてなれないから。


でも、ヤンキーにならなかった僕はこう思う。

たとえ過去でも人様に迷惑をかけた人たちに負けたくない。
ヤンキーになる勇気がなかったからお前は成功できない、と言われたくない。
まじめに頑張る人が報われないなんておかしい。

 

過去にカツアゲにされたわけでも、

窓ガラスを割られたわけでもないけど、

その他大勢を代表して、元ヤンに盾をついてみた。

世間の評価

Amazon 4.5/5(167)
honto 3.8/5(14)
楽天ブックス 3.7/5(17)

個人的な評価

総合 ★★★
読みやすさ ★★★★
読み応え ★★★
もう一度読みたい度 ★★

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