福井に住む二人へ『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』著:喜多川泰
言うまでもなく、喜多川秦さんの小説は良いです。
こんな人に読んでもらいたい
- なんとなく毎日を生きてる
- やりたいことが見つからない
作品情報
作者 |
喜多川泰 |
ジャンル | 小説・人間ドラマ |
ページ数 |
190 (読み終わるまでの平均:2時間18分) |
キーワード | 常識、幸せ、安定、投資、心トレ、勇気 |
あらすじ
成功を夢見て上京した青年、祐介。
いい暮らしがしたい。かっこいい車に乗りたい。自分の家が欲しい。
誰もが思い描く「理想の人生」を追い求めていたはずだったのだが……
大きな希望に胸を膨らませながら人生のスタートラインに立ったのに、みんなが当たり前だと思っている常識に流されて生きていくうちに、いつのまにか夢を忘れ、「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔する。
そんな多くの人が陥りがちな生き方を打ち破るには、何をすべきなのか?
本当の幸せをつかむための考え方、心の持ち方とは?
父から息子へ贈る渾身の手紙によって、夢を実現する「成功者」の生き方が少しずつ解き明かされていく!出典:Amazon
象徴的な一節
成功する人というのは、今この瞬間からでも、やりたいことを始められる人なんだよ。
本書と自分
- なぜ読もうと思ったか・・・
- 喜多川秦さんの小説だから(良い本であることは間違いないと思ったから)
- なにを得たか・・・
- 成功したと思える今日を送ろう
- 好きな一節・・・
ベランダにひじをついてタバコを吸っている人が二人ほど見えた。
「向こうからみると、俺も同じようにみえているのかなぁ」
個人的な感想
離れて暮らす二人へ
金持ちになれよと言う父
望めば何者にもなれると言う母
中3の時に離婚をしたが、両方の価値観を同じように受けて育った。
「成功」を意識し始めたのは大学生の頃。
京都への憧れ、オープンキャンパスに行ったから、という理由で大学を決めた。
3ヶ月でつまらないと感じた。
2年目に編入の話を母から聞いた。
2年間独学で英語を勉強した。
偏差値63ぐらいの大学に編入した。
今のところ人生最大の成功体験はこれ。
父が言うお金持ちになるためのルートとは真逆を行った。
かと言って、母が言う「何者になりたい」という像があったわけでもない。
ただ好きなことをしていたいと思ったら、
毎日10時間勉強することが普通になった。
今もそう。
父親とはほぼ絶縁状態だし、
母親にはどんな生活を送ってるのかは知らせてない。
二人が教えてくれた形とは程遠いけど、
僕は好きなことやってます。
それを成功だと思って生きてます。
世間の評価
Amazon | 4.5/5(666) |
honto | 4.4/5(156) |
楽天ブックス | 4.4/5(170) |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
読みやすさ | ★★★★★ |
読み応え | ★★★★ |
もう一度読みたい度 | ★★★ |