Unlimitedに上機嫌

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命ぶつけて生きてますか?『きみが来た場所』著:喜多川泰

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こんな人に読んでもらいたい

  • なんとなく人生に焦りを感じている
  • 生まれてきた理由を知りたい

作品情報

作者

喜多川秦

ジャンル 小説・人間ドラマ
ページ数

215

(読み終わるまでの平均:2時間40分)

キーワード 親と子・覚悟・強さ・命

あらすじ

会社を辞め、生きる力を育てる塾を立ち上げた秀平。
家族を支えながらも経営がうまくいかず、不安な毎日を過ごしていた。
そんなある日、口に入れると「自分の先祖が体験してきたこと」が夢となってあらわれる「ルーツキャンディ」を手に入れる。
秀平は祖父たちの生き様、決意、つないできた命の奇跡を知るなかで、これから自分の子として生まれる新しい命と、
塾の子供たちに伝えなければならない大切なことに気づいていく。

出典:Amazon

象徴的な一節

命を大切にするというのは、決してなくすのを恐れて臆病になることではなく、命をぶつけて真剣に生きようとすることなんだ

本書と自分

  • なぜ読もうと思ったか・・・
    • 喜多川秦さんの小説だから
  • なにを得たか・・・
    • 今生きているのはみんなが命を繋いできてくれたから
    • 親が子ども育てるのではなく、子どもが親を育てること
  • 好きな一節・・・

    俺は、命をぶつけているか!?

個人的な感想

子どもがいなくても一緒にいれる?

彼女とは付き合って4年。
同棲を始めてもう半年になる。

5年の記念日に入籍しようと話してる。
一時は結婚のメリット・デメリットを考えていたけど、迷いは無くなった。
単に考えるのがめんどくさくなっただけなのかもしれない。
でも、もう一緒にいることは決めたのだから結婚してもいいだろう、と落ち着いた。

子どもについては、否定的な考えが先行する。

子どもが自立して別れる夫婦を引き合いに出して、子どものいない未来を彼女に刷り込もうとしている。

子どもを持つのは負担。
経済的に安定したら、考えても良い。

今はそんな風にしか考えられない。

でも、きっと結婚に渋っていたのと同じで、
単に責任を追いたくないだけであることに気づいている。

やさしい力持ちになる。

なんて理想を持っているが、
「自分の負担にならない程度に支えられる人」というのが本音。

「人生を懸けてこの人のために」と本気で思えたことがないんだと思う。

彼女はキチンと20万円を稼いできてくれる、
だから死に物狂いで頑張らなくてもいいと考えているのが今。

「いつになったら本気になれるのかな」と考えてる。

結婚したら?
子どもができたら?
余命宣告されたら?

ライブイベントが劇的な転換点になると期待してるくせに、消極的にしか考えられない。

自分の親もそうだったのかな。
自分という存在が親に生き抜く勇気を与えたのかな。

あー、色々考えてしまった。

一日に集中して生きていると、そのときに感じているのは不安ではなく、希望だということがわかってきた。

そうだ、今はただ書くことに集中しよう。

世間の評価

Amazon 4.3/5(443)
honto 4.0/5(39)
楽天ブックス 4.0/5(39)

個人的な評価

総合 ★★★★
読みやすさ ★★★★★
読み応え ★★★★
もう一度読みたい度 ★★★★

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