Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

説明できる?「解像度」「コンセンサス」「ニヒリズム」

すっかり聞きまくっている『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』。これまで聞いた誰より分かりやすく面白く歴史を学べている感じで、これまで苦手意識を持っていた歴史を学ぶ魅力を実感している。知的なパーソナリティ3人(?)が、よく使うワードがいくつかある。ビジネスシーンでもよく耳にするそれらの言葉は、何となく分かりそうで説明できないものばかり。ただ聞くだけの自分が、彼らのように知的トークが出来るようになるとは思えないが、まずはワードから真似てみようと思う。

解像度

例文:「死がどんどん身近になると、死の解像度が超高くないと不安になる」

例文の解釈:身近な人が死んだり、余命宣告を受けたりすると、それまで遠くにあった死が身近に感じられるようになる。その時、迫りくるものの実態が分からないと不安に感じる。不安を払拭するために、「死とはなにか」「死は怖いものなのか」「死ぬ時どんな身体的痛みを伴うのか」などについて知ろうする。

「解像度」の意味:「状況や課題、対策などを把握している度合い」

コンセンサス

例文:「コンセンサスコストが低いものが世の中に広まる」

例文の解釈:世の中に広まっているものは、簡単に受け入れられるという特徴がある。例えば、仏教。日本で最も信仰されている浄土真宗は、「南無阿弥陀仏」と唱えれば死んだ後極楽浄土に行けると教えがある。一方で、同じ仏教である曹洞宗は、数年間山で修業を積まないと同様の効果を得られないという教えがある。唱えるだけでOKな教えと厳しい修行をしないといけない教え。もし、一家に一つの教えを選ぶとして、どちらの教えが家族に受け入れられやすいか。

コンセンサスの意味:「みんなの同意」

ニヒリズム

例文:「ニーチェが標榜しているニヒリズムという考え方がある」

例文の解釈:前段で、死の捉え方には3種類あるという話がある。その中の1つが、「どうせ死ぬんだから何をしてもムダ」という考え方。標ぼうとは、公然と主義主張を唱えること。哲学者ニーチェが標榜した「どうせ死ぬんだから何をしてもムダ」という考え方はニヒリズムと呼ばれている。

ニヒリズムの意味:「どうせ死ぬんだから何をしてもムダという考え方」

メイクセンス

例文:「これらのことを考えると、メイクセンスしない」

例文の解釈:前段では、「体の大きい動物ほど寿命が長いと考えられてきた」という説が取り上げられ、その説を反証する例がいくつか挙げられる。人間よりも体の大きいクジラは人間よりも短命、体長がほぼ同じ他の種に比べて3倍近く長生きするコウモリなど。初めの1文とその後の反例は、正反対の内容。「メイクセンスする」には、「道理が合う」のような意味がある。

メイクセンスの意味:「道理に合う、計算が合う、辻褄が合う」など。