Unlimitedに上機嫌

「お金はかけずに学びたい」をコンセプトに、年間300冊を読む無職がPrimeReading対象本を紹介するブログです。

チャリ移動中に遭遇する「宿敵」3選

 普段、もっぱら自転車で移動する。10キロ以内であれば、迷わず自転車。住んでいる町は、あまり雨が降らない。それは、土地柄によるものなのか、地球温暖化によるものなのか分からないが、チャリダー(主な移動手段が自転車の人)にとってはありがたい限りだ。車のように走行距離を記録するメーターを搭載していないが、今年だけでも2,000キロは走っていると思う。2,000キロで調べてみると、東京~石垣島らしい。これだけ見るとと、チャリで日本一周も難しくない気がしてくる。

 チャリダーには、3種類の宿敵がいる。これは、一チャリダーの個人的見解であり、全てのチャリダーに頷いてもらえるかは分からない。

 まず1人目は、タクシードライバー。自分は、愛乗歴8年のクロスバイクで移動している。ブレーキからもペダルからも「キーキー」という音が聞こえるが、クロスバイクなのでそれなりに速い。平坦であれば、時速30~40キロで走る。自動車と変わらない速度なので、当然ながら車道を走る。そんなだから、左車線を主戦場にしているタクシーと接触リスクを伴う。彼らも客を乗せないと商売にならないから、できるだけ歩道寄りを走行するのは分かる。だが、7割の確率で運転が粗い。中には、「当たったらお前が悪い」と言っているかのように、ちっとも避けようとしない奴もいる。偏見であると承知して言うが、個人タクシーほどマナーが悪い。会社から怒られることもないためか、長年の経験から事故らないと高をくくっているのか、「個人」の帽子をかぶったタクシーを見るとちょっとだけ覚悟する。ドライバーからすれば、車道を走るチャリダーは邪魔で仕方ないだろう。こっちだって、安全な道を走りたい。だが、法律的にも社会的にもチャリダーは車道を行くべきなのだ。

 2人目は、主婦(夫)。これは、なかなか共感してもらえない案件だと思う。いまどきの主婦(夫)は、ほぼ電動自転車に乗っている。あの人をダメにする乗り物だ。いや、これは人力自転車に乗る者の単なる嫉妬だ。ボロいとは言え、こっちもクロスバイクに乗っている者としてのプライドがある。細いタイヤに複数のギアチェンジを搭載するそれなりに値の張る乗り物を操る者のプライド。自転車とは、純粋な肉体の力を推進力に進む崇高な乗り物であると考えている。坂道もデコボコ道も、ペダルを踏めばどこにでも連れて行ってくれる夢の乗り物。だから、何の苦労もせずに坂道をスイスイ行く主婦(夫)を見ると、冒涜された気分になる。単純に、自分よりひ弱な人に抜かれるのが悔しいだけだが。反対に、脚力のみでロースペックなママチャリに乗る学生を見ると、無性に応援したくなる。敢えて、抜かずに後ろから見守ることもある。この考えは、19世紀前後の遺跡であると分かっているが、チャリダーとしてのアイデンティティでもあるのだ。

 最後は、ウーバー配達員。同じ乗り物に乗る、いわば同志。だが、この1,2年で出現した彼らと同じにしてもらいたくない。彼らの前では、タクシードライバーも当たり屋も暴走族だって、可愛く思えてしまう。もはや当然のように信号無視をするし、歩道も構わず猛スピードで駆け抜ける。最近になって、自転車にも赤切符を切られるになったのは、彼らの危険運転が要因であると睨んでいる。彼らのおかげで、「高スペックな自転車に乗るやつら全員マナー悪い」と、世間的なイメージが定着している。一員であると思われないように、黒いリュックを使用しないようにしている。アツアツをお客さんに届けようとする姿勢は評価する。だが、どう見ても「空車状態」に、ハンドルに取り付けたスマホに夢中になっている瞬間が多すぎる。今年だけでも5回は、すれ違い時にぶつかりかけた。まじで迷惑。コロナの終息によりデリバリー需要も減り、彼らも食えなくなるだろうから、時間の問題なのかもしれない。八つ当たりだと分かっているが、まだUberEats頼む人って何?

 以上、チャリダーの不満日記でした。