いつまで95%でい続ける気です?『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』著:越川慎司
5%社員になりたいなら!『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』を紹介。
こんな人におすすめ
- 自分自身の生産性を上げたい
- チームの生産性を上げたい
- 儲かる会社を作りたい
作品情報
作者 |
越川慎司 (科学的に正しいずるい資料作成術) |
ジャンル |
働き方・時間管理 |
ページ数 |
226 (読み終わるまでの平均的な時間:2時間35分) |
キーワード | 5%社員、働き方改革、目的達成、挑戦と失敗、問題解決 |
あらすじ
ビジネスパーソン1万8000人を定点カメラ・ICレコーダー・GPSで調査、AI分析した働き方の結論。効率よく成果を出す人には、シンプルな「共通点」があった!
トップ5%社員は、特別な能力や才能に長けているというよりは、「仕事が早く終わるツボ」を心得ている人です。そのため、本書で紹介する仕事術は、誰でもできるもの。・常に時間に追われているのに仕事が終わらず、努力だけでは限界を感じている人・働き方改革やテレワーク導入を機に働き方を見直したいと思っている人必読の1冊です。
出典:Amazon
本作を象徴する一節
シンプルな行動と思考のルールをつかんでしまえば、それは再現できる可能性が十分にある
作品の評価
Amazon | 4.1/5(1315) |
honto | 3.7/5(190) |
楽天ブックス | 3.63/5(189) |
個人的な評価
総合 | ★★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
読み応え | ★★★ |
影響力 | ★★★ |
個人的な感想
本書で伝えたいことを一言でまとめるなら、
「働き方改革とは、行動改革である。」
本書では、デキる社員(本書では「5%社員」)の行動例が50以上も紹介されている。
すべてを一度に実践するのは不可能。
大切なのは、取り組みやすさを可視化して、1つずつ実践すること。
個人的に取り組みやすさを3段階で分類し、レベル1にあたるのが「口癖改革」。
仕事で最も口にする言葉を変えようという試み。
以下のような5%社員の口癖を自分のものにすることから始めてみる。
- 同僚に声をかける時・・・「今ちょっといい?」
- 自分の意見を通したい時・・・「そうかもしれない、しかし私はこう思う」
- 会議の時・・・「なるほど」「それいいね」「素晴らしい」
- 会議の締めに・・・「●●をやってみよう」
- 誰かを褒める時・・・「~って、こんな良いところがあるんだよ」「~さんに、~してもらって、とっても助かった」
- 何もなくても・・・「ありがとう」
意識を変えて行動するのではなく、行動を変えることによって意識が変わるのです。
個人・組織の働き方の本質は、行動を変えることにあり。
本書で繰り返されていることだ。
もちろん、やったらやりっぱなしはいけない。
口癖改革の実施後、週1、もしくは隔週でフィードバックを実施する。
最も身近な人に(上司などが良いだろう)、「この1週間で自分が最も口にしていた言葉はなんですか?」と尋ねてみる。
意識して口にしていた言葉が出てきたらクリア。身近な人の印象に残るということは、行動改革できている証拠。
口癖改革が完了すれば、次のレベルの行動改革に移る。
こんな風に行動改革を繰り返していけば、5%社員に近づくことが出来る。
そんな確信を持たせてくれるほどに、実践的で信頼度の高いメソッドを提示してくれる。
現実を変えるのは、行動のみ。
そんなビジネスの本質を教えてくれる意義ある一冊!